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内部雷保護過電圧保護の概要直撃雷と誘導雷の雷電流波形の違い

直撃雷と誘導雷の雷電流波形の違い
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(JIS C 5381-1)
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直撃雷と誘導雷の雷電流波形の違い(JIS C 5381-1)
 雷サージ電流には直撃雷と誘導雷があり、それぞれ次のような特徴があります。

●直撃雷・・・建物の外部雷保護システムや近傍の地面等に落雷し接地側の電位を高めるものや、
        架空線に落雷し電線側の電位を高めるもの

●誘導雷・・・落雷によりその近傍に強い磁界が発生し磁束密度が変化する事により、電位差を発生させるもの

 つまり直撃雷は、雷雲から落雷する雷そのものであり、誘導雷とは雷を原因として二次的に発生するものです。したがってそのエネルギーは直撃雷のほうが大幅に大きいのです。
 直撃雷の電流波形は10μsでピークに達し350μsでピークから半減する波形(10/350μs)で表され、誘導雷は(8/20μs)で表されます。下図は1つの例ですが、直撃雷電流の波形が@で誘導雷電流の波形がAとなります。その面積が電荷量であり、つまり雷電流の持つエネルギーの大きさとなります。この場合では電荷量は@はAの約125倍となります。
 以上の理由から直撃雷を処理する為には直撃雷用SPDが必要です。

   
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